聖観音
笹岡本山に一番最初にお迎えした仏さまで、参道を上るとすぐに目に入る場所に安置されています。観音さまは、さまざまな姿に変わり衆生を助けてくれるといわれており、その元来のお姿が聖観音とされています。左手に蓮華のつぼみを持ち、右手は緩やかに私たちに向けられています。このつぼみは、今にも開きそうな私たちの菩提心を表し、それを手助けしてくれるのが聖観音さまです。
4月の第2日曜日には「観音祭・花まつり」と称して供養祭が行われ、桜の咲く時期にお迎えしたのが由来となっています。観音祭では主なご利益とされる、現世利益、苦難除去、病気平癒、厄除けのほか、開運、心願成就など、幅広い御祈願も併せて行っており、桜の時期と相まって賑やかな供養祭となっています。